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沖縄料理には独自の調理法があり、呼び方があります。調理法と併せてよく使われている食材も紹介します。

◎チャンプルー

豆腐を主材料にして、季節の野菜などを取り混ぜた油炒めのこと。よく使われる食材は、ゴーヤー(にがうり)、らっきょう、タマナー(キャベツ)、マーミナ(もやし)、チキナー(からし菜の塩漬け)など。

素材によって、作り方に若干の違いがあり、ゴーヤーとらっきょうはあらかじめ塩を振ってなじませてから炒め、仕上げに卵でとじるのが共通している。

◎ンブシー

季節の野菜と、豚肉や豆腐を合わせ、コクのある豚だしとみそで煮込んだものをンブシーという。

作り方の特徴は、食材を油で炒めてからだしで溶いたみそを入れ、クツクツと音を立てて具材が動くくらい沸騰した火加減で煮る。食材から出る汁「ドゥージル」で自然なとろみがつき、おいしいンブシーになる。「ンブスン」というシマクトゥバがあり、クツクツ煮ることもンブスンという言葉が使われる。ナーベーラー(ヘチマ)、ゴーヤー、ナーシビ(ナス)、シブイ(トウガン)、ンスナバー(フダンソウ)などをよく使う。

◎タシヤー

主材料を油でサッと炒めて仕上げる。ソーミン(そうめん)、ナーベーラー、ウンチェー(空心菜)、白菜、ハンダマ(水前寺菜)などで作られることが多い。

※沖縄の定番料理の「ソーミンチャンプルー」という呼び名は、調理分類からいうと間違い。正しくは「ソーミンタシヤー」となる。

また、焼き飯はタシヤーに分類され、「タシヤーメー」という。

◎イリチー

乾燥食品や水分の少ない食材で、かつおだしか豚だし(もしくは両方)を使った炒め煮。油で炒めて食材に火を通してから、だしで煮詰める。素材の味とだしのうま味が凝縮されている。煮る時は、クツクツと音を立てて具が動くくらいの火加減で、蓋はしない。昆布、スンシー(シナチク)、かんぴょう、切り干し大根、チデェクニ(黄ニンジン)、ゴボウ、パパイヤー(パパイア)、モウイ(赤瓜)、ウカラ(おから)、などで作る。チーイリチーは新鮮な豚の血液を使う全国的にも珍しい料理。

◎プットゥルー

タシヤーよりも水分が多く、仕上がりはかなり柔らかい。プットゥルーは言葉として「歯ごたえのない状態」を表す。

ウムクジ(芋くず)プットゥルーは多めのだしに塩か味噌を溶き入れ、油を熱して炒める。ソーミンプットゥルーはゆでたソーミンをサッと炒め、だしと塩、青ネギを加えて手早く仕上げる。タシヤーよりものどごしが良いので、食べやすい。

沖縄県本島北部ではキャッサバのでんぷんで作ったタピオカを使ったプットゥルーもある。

◎汁物

沖縄には多くの汁物があり、豚だしとかつおだしを合わせた濃厚なだしを使うのが特徴的。また、みそ汁に入れる具材の多さやその組み合わせ、仕上げに油を入れること、足ティビチ(豚足)、イラブー(ウミヘビ)など素材そのものにも特徴がある。

汁物の材料はさまざまだが、ゆし豆腐、田芋の茎(ずいき)、中身(豚の大腸、小腸、胃袋)、イカスミなどがある。イナムドゥチ(猪もどき)は白みそで仕立て、同じ具で塩仕立てにするとシカムドゥチ(鹿もどき)と名称が変わる。

代表的な汁物・・・具だくさんのみそ汁、ゆし豆腐のお汁、アーサヌ汁、ムジヌ汁、グー汁、中身の吸い物、ソーキ骨のお汁、イカスミ汁、カチュー湯など。

◎ウサチー

酢の物やあえ物のこと。一般的な酢の物のほか、ピーナッツ酢あえ、酢みそあえなども含まれる。ハンダマやスヌイ(もずく)、キーウイ(きゅうり)、デエクニ(大根)、マーミナなどを使う。

あえ物の中でも白あえのことを「スーネー」と呼ぶ。島豆腐をベースに、ンスナバーやンジャナバー(ニガナ・ホソバワダン)などをあえたもの。

◎シンジ

汁物の中でも、具合が悪くなったときに口にする薬餌性がある滋養食として煎じたもの。クスイムン(薬)として特に長い時間をかけて煮る。「クンチつけなさい(滋養・力をつけなさい)」と、チムシンジはよく食べられる。

(例)

・ヒージャー(ヤギ)・・・栄養補給。ヒージャーグスイとも言われる。

・イラブー(ウミヘビ)・・・滋養強壮。

・チム(レバー)・・・貧血。

・ターイユ(フナ)・・・熱さまし。

・クーイユ(コイ)・・・栄養補給。

・ナチョーラ(海人草)・・・虫下し。

・クヮンソウ(アキノワスレグサ)・・・不眠症、疲労回復、むくみ。

・サクナ(長命草)・・・風邪のひき始め、発熱、腰の痛み。

◎アンダーギー

「アンダギー(油)」で、「アギー(揚げる)」。つまり、揚げ物のこと。「アンダギー」というところもある。

中でも沖縄天ぷらは、水分が少ない厚めの衣をしっかり付けて揚げるのが特徴で、衣自体に塩を入れ、ナカグミ(衣の内側、具材)にも塩で味をつけるので、天つゆは付けずそのまま食べる。